微細化とは粒子を細かくすることを指します。では、細かくなると何がメリットとなるのでしょう。 |
例えば、直径10μmの粒子と直径1μmの粒子で比較すると・・・。 |
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直径:1μmは10μmの1/10 |
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表面積:1μmは10μmの1/100 |
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体積:1μmは10μmの1/1000 |
直径10μm粒子1つをホモゲナイザーで直径1μmにすると、直径1μmの微粒子が1000個できます。 |
その時、1μmの微粒子1000個の表面積の合計は、10μm1個の表面積と比較し10倍となります。 |
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このことは、様々な分野での「効率化」や「向上化」が見込まれます。 |
例えば、微粒子を化学反応の触媒に使用する場合・・・。 |
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→体積当たりの表面積が増加しますので微粒子の量を減らすことが可能となります。 |
例えば、 セラミックスの場合・・・。 |
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→各粒子の表面積が増えると、各粒子間の結合が強くなり、粒子径が10μmの製品より、 |
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硬く強いものができます。 |
更に、その他の分野でも・・・。 |
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→粒子の直径が10μmから1μmになるということは、体積は直径の3乗分の1で少なくなます。 |
上記で示したように、微粒子化を行うと、浮力は体積に比例しますので、粒子径が1/10になれば浮力は |
1/1000になり、より一層、均一な分散状態を保ちます。 しかしながら、粒子は、細かくなればなるほど |
『粉体』として取扱いが難しくなります。その為、何らかの溶媒中に分散して利用する必要が生じます。 |
その時に、乳化分散性能が高い高圧ホモゲナイザーが非常に有効となります。 |